
循環器内科では、心臓や血管に関する疾患を専門的に診療します。高血圧、不整脈、心不全といった心疾患のほか、動脈硬化や心筋症などの診断・治療を行っています。
心臓や血管の病気は、自覚症状が少なく、気づかないうちに進行することもあるため、早めの受診が大切です。「動悸や息切れが気になる」「健康診断で心雑音や心電図異常を指摘された」など、少しでも不安がある方は、お気軽にご相談ください。
高血圧とは、血圧が慢性的に高い状態のことを指します。一般的に、収縮期血圧(上の血圧)が140mmHg以上、または拡張期血圧(下の血圧)が90mmHg以上の場合に「高血圧」と診断され、家庭血圧では135/85mmHg以上でも高血圧と診断されます。
高血圧には、原因が特定できない 「本態性高血圧」 と、他の病気や薬の影響で発症する 「二次性高血圧」 の2種類があり、日本人の高血圧の約9割は本態性高血圧です。
高血圧を放置すると動脈硬化が進行し、脳卒中や心疾患のリスクが高まります。 自覚症状がない場合も多いため、健康診断などで血圧が高めと言われたら、早めに医師に相談し、適切な治療を受けましょう。
狭心症とは、心臓の筋肉に血液を送る冠動脈が狭くなり、血流が不足することで、酸素や栄養が十分に行き渡らなくなる疾患です。
主な症状として、一時的な胸の痛みや圧迫感が現れますが、場合によっては背中や肩の痛み、喉の詰まりを感じることもあります。症状は数分〜数十分で治まることが多いですが、放置すると心筋梗塞などの重篤な疾患につながる場合があります。胸の痛みや、運動時に胸に違和感がある方はご相談ください。
心不全とは、心臓の機能が低下し、全身に十分な血液を送り出せなくなる状態です。原因には狭心症・心筋梗塞、不整脈、高血圧などがあり、これらが心臓に負担をかけることで発症します。
主な症状として、息苦しさ、むくみ、急な体重増加、疲れやすさ などが現れ、適切な治療をしないと再発を繰り返し、徐々に重症化することもあります。
治療の基本は、心不全の原因となる疾患の管理です。進行度や症状に応じて、薬物療法、手術、心臓リハビリテーションなどを組み合わせながら治療を行います。
不整脈とは、脈が速くなったり遅くなったり、不規則に打つ状態を指します。運動時や発熱時に一時的に脈が速くなることは正常な反応ですが、原因不明の頻脈や徐脈、脈の乱れが続く場合は注意が必要です。
不整脈にはさまざまな種類があり、命に関わる「心室細動」のような重篤なものから、日常生活に影響を及ぼさない軽度なものまであります。発症の原因は心臓の疾患だけでなく、ストレス・不眠・喫煙などの生活習慣が関係することもあります。
特に「心房細動」は、不整脈の中でもよく見られるタイプで、放置すると脳梗塞や心不全のリスクが高まるため、早期の診断と治療が重要です。当院では心電図検査による不整脈のチェックを行っております。動悸や脈の乱れを感じる方は、お早めにご相談ください。
心筋梗塞とは、心臓に血液を送る冠動脈が詰まり、心筋が酸素不足になることで発症する心臓病です。血流が完全に途絶えると、約20分で心筋細胞の壊死が始まるといわれており、一度壊死した心筋細胞は元に戻らないため、迅速な治療が必要です。
主な症状は、突然の激しい胸の痛み、息苦しさ、冷や汗、吐き気などです。場合によっては背中や肩、胃のあたりに痛みを感じることもあります。心筋梗塞は、狭心症よりも緊急性が高く、放置すると命に関わるため、少しでも疑わしい症状があれば、すぐに救急車を呼びましょう。
また、糖尿病や高血圧のある方、高齢の方は典型的な胸の痛みを感じにくく、強い疲労感や食欲不振などが初期症状として現れることもあります。気になる症状がある場合は、お早めにご受診ください。