労働安全衛生法における定期健康診断です。1年に1回、定期的に行わなければならない健康診断を企業健診(定期健診)、労働者を雇い入れた際行う健康診断が雇用時健診です。下記負担額で受診いただけます。また所定の様式や項目がある方は、調整可能ですが別途費用が発生する場合がございますのでご相談ください。
個人の方が任意で受けられる健診もご受診いただけます。
項目につきましては調整可能です。代表的な健診項目、オプション費用は以下の通りです。
がんの種類により増加する特異的なタンパク質を調べる検査です。採血や採尿で調べることができ、体への負担も少なく検査時間もほとんどかかりません。腫瘍マーカーは、がん細胞が作る物質量やがん細胞の数が増加することで値が高くなります。がん以外でも数値が高くなる場合もあるため、あくまでもがん診断の補助や、経過をみることを目的としています。また治療の効果や再発・転移がないかを調べるために行うこともあります。
前立腺がん・前立腺肥大・前立腺炎など前立腺の異常があると高値を示します。がんや炎症により、前立腺組織が破壊すると、血液中のPSAが増加します。
卵巣がん・子宮体がんなどで高値を示します。女性特有の疾患に反応する腫瘍マーカーで、子宮筋腫や子宮内膜症にも対応しています。
大腸がん・胃がんなどの消化器系がんや、甲状腺がん、乳がんなどで高値を示します。様々な悪性疾患に反応するため臓器特異性は低いですが、経過観察や転移の確認などで検査するマーカーです。喫煙者や高齢者、糖尿病の方は値が高くなる傾向にあります。
膵臓がん・胆のうがん・胆管がんなどで高値を示します。CA19-9は膵管や胆管をはじめ、消化管や気管支腺などに存在するタンパク質です。膵炎や肝炎、気管支拡張症、子宮内膜症などがん以外の病気でも値が高くなることがあります。
血液検査にて血液型(A型・B型・O型・AB型)と、Rh(+)、RH(-)を調べます。
血液検査にてB型肝炎ウイルスに対する抗原(HBs抗原)の有無を調べます。陽性の場合はB型肝炎ウイルスに感染している状態です。過去に感染して現在治癒している場合、抗原は陰性化します。輸血経験がある方や大きな手術を受けたことのある方、40歳以上でまだ検査を受けたことがない方に推奨しています。
血液検査にてC型肝炎ウイルスに対する抗体(HCV抗体)の有無を調べます。陽性と出た場合、現在C型肝炎ウイルスに感染しているか、過去に感染したが現在は治癒している状態の2つが考えられます。感染しても無症状の場合も多く、気づかないまま慢性化しやすいのが特徴です。放置すると肝硬変や肝がんになる場合もあります。輸血経験がある方や大きな手術を受けたことのある方、40歳以上でまだ検査を受けたことがない方に推奨しています。
2日間の便を専用容器に採取し、便に含まれる血液の有無を調べます。大腸がんの場合、下部消化管で出血するため便に血液が混ざっていれば、がんの恐れがあると判断することが可能です。
便の一部を採取し、便中のピロリ菌抗原の有無を調べます。胃がんや胃潰瘍の発症に関係性が深いピロリ菌に現在感染しているかが分かる検査です。もしピロリ菌が発見された場合は、除菌することで胃がん発症のリスクを大幅に下げることが可能です。
ピロリ菌感染の有無(血清ピロリIgG抗体の測定)と、胃の萎縮程度(血清ペプシノゲン値)を調べ、胃がんリスクを予測する検査です。胃カメラやバリウム検査の必要はなく、採血のみで行えます。
この2つの検査結果を組み合わせてA、B、C、Dと胃がんのリスクを分類します。A<B<C<Dの順で胃がんのリスクが高くなります。
表は右にスクロールします
A | B | C | D | |
ピロリ菌抗体検査 | − | + | + | − |
ペプシノゲン検査 | − | − | + | + |
胃粘膜の状態 | 健康な胃粘膜です。 | ピロリ菌感染があり、軽度の胃粘膜萎縮がみられます。 | 胃粘膜萎縮が進行しています。胃が弱っており胃がんのリスクがあります。 | 胃粘膜萎縮が進行し、ピロリ菌が退却した状態です。胃がんが発症している場合があります。 |
管理・対処 | 胃がんリスクは低いですが、定期的に検診を受けましょう。 | 胃内視鏡検査やピロリ菌の除去を推奨します。 | 消化器を標榜しているクリニックを受診しましょう。 | |
胃がん発生頻度 | ほぼ0 | 1000人に1人 | 500人に1人 | 80人に1人 |
骨粗鬆症のリスクがあるかを調べます。第二中手骨を使い、X線検査を行います。体に負担もなく、検査時間も5分程度です。骨粗鬆症は加齢・女性ホルモンの減少などが原因といわれており、骨粗鬆症の進行が心配な方や40歳以上の女性の方は受けられることをおすすめします。
CT検査はX線を使用し、人体を輪切りにした断面画像を得る検査です。通常のX線では発見しにくい異常の有無を詳細にみることができ、早期発見役立ちます。
検査時は約2分程度で、位置が決まれば20秒で撮影することが可能です。5~10秒の息止めをしっかり行うことで、状態を細かくみることができます。40歳以上の方、喫煙者の方、血縁者に肺がんの人がいる方は検査をおすすめします。
肝臓・膵臓・腎臓など内臓器を撮影し、各臓器の腫瘍性病変や、脂肪肝、結石などを診断します。腹部CT検査は、腹腔内のガスや脂肪の影響を受けないため、腹部超音波検査と比較して結石や腫瘍などの診断が優れている場合があります。
頭部外傷・くも膜下出血・脳出血などを迅速に見つけることが可能です。頭痛持ちの方や、手足の感覚に違和感のある方、脳梗塞の疑いがある方は検査をおすすめします。
人間が聞き取れない、高い周波数の音のことを超音波と言います。この超音波を使って病気の有無を調べる検査です。体に超音波をあて、跳ね返ってきた音を電気信号に変換し画像として表します。体内の画像をリアルタイムに知ることができ、痛みや放射線による被ばくの心配がなく、体への負担が少ないのが特徴です。
頸部にある総頸動脈、内頸動脈、外頸動脈を観察し、動脈硬化・プラーク・狭窄など虚血性脳血管障害がないかを調べます。
動脈の内膜と中膜の厚さを測定します。動脈硬化があると、血管壁の肥厚(プラーク)が見られますが、これは内膜に粥状物質といわれるコレステロール由来の物質がたまったり、中膜にカルシウムが沈着することでおこります。
脳血管障害、虚血性心疾患、閉塞性動脈硬化症などの予防や早期発見に役立ちます。
肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、脾臓、大血管の様子を観察し、腫瘍性の病気・脂肪肝・胆嚢ポリープ・胆石・腎のう胞がないかを調べます。また病気の有無だけでなく、その大きさや形、血流なども調べることが可能です。
対象臓器のがんや、脂肪肝、胆石などの早期発見に役立ちます。また毎年受診することで、生活習慣から起こりうる疾患の変化を観察することも可能です。
特定健康診査・特定保健指導とは、メタボリックシンドロームおよびその予備群の方を見つけ、それぞれの状態にあった生活改善の支援を目的としています。一年に一回、皆さんの加入している健康保険が主体となって実施します。40歳以上の方が対象で、小牧市や協会けんぽより受診券が送られてきます。検査結果から「動機づけ支援」「積極的支援」「それ以外」の3つのに類し、動機づけ支援と積極的支援に分類された方は特定保健指導の対象となります。
はたのクリニックでは産業医の委託を承っております。
産業医とは、事業場において従業員の方が健康で快適な作業環境のもとで仕事ができるよう、専門的な立場から様々なサポートを行う医師のことです。
従業員数が50名を越えたので産業医が必要になった、従業員数は50名未満だが従業員の健康管理に力を入れたい、従業員の健康診断後の指導に対応してほしい、従業員のメンタルケアをしてほしいなど、産業医の契約を検討されている方は、ぜひ当院までお気軽にお問い合わせください。