UROLOGY

泌尿器科について

泌尿器科は土曜日偶数週のみ
診療しています。

泌尿器科は、尿の生成から排出に関わる腎臓、膀胱、尿道などの病気を診る診療科です。これに加え、男性の生殖器である精巣や前立腺なども診察の対象としています。泌尿器科の病気は性別によって異なる特徴があり、例えば男性では前立腺肥大症、女性では膀胱炎や過活動膀胱が多く見られます。デリケートな部分に症状が出るため受診を躊躇する方もいますが、痛みや不快な症状を我慢せず、すみやかに泌尿器科へお越しください。

Common symptoms

このような症状は
ありませんか?

  • 尿が近い、回数が多い
    (頻尿)
  • 夜間、何度もトイレに起きる(夜間頻尿)
  • 尿が出にくい、残っている感じがある(残尿感)
  • 間に合わずに漏れそうになる、漏れてしまう
  • 排尿時に痛みがある
  • 血尿がある
  • 検診で尿潜血、尿蛋白を指摘された

男性に現れる症状

  • 精液に血が混ざる
  • 睾丸(精巣)が腫れてきた
  • 陰嚢が痛い、腎臓のあたり(お腹の背中側、背骨の両脇)が痛い
  • 尿の勢いが弱い

COMMON DISEASES

よくみられる疾患

Internal medicine

『前立腺がん』

男性特有のがんであり、前立腺に発生します。前立腺は精液の一部をつくり分泌する臓器です。日本では特に中高年男性に多く、国内での男性がんの患者数が増加傾向にあります。男性においては大腸がんや胃がんを抑えて一番多いがんと言われており、日本の食生活の欧米化や高齢化も患者数増加の原因のひとつです。
前立腺がんは進行が緩やかで、初期段階ではほとんど自覚症状がありません。発症初期には、PSA検査と呼ばれる血液検査を通じてある程度スクリーニングを行うことが可能ですが、PSA値の上昇が必ずしもがんを意味するわけではないため、詳細な検査が必要です。また、がんの増殖には男性ホルモンが関与していると考えられており、早期発見時にはホルモン抑制療法によって進行を遅らせることができます。

Internal medicine

『前立腺肥大症』

前立腺肥大症は男性に特有の疾患で、加齢と共に前立腺が大きくなることによって起こります。前立腺は膀胱の下に位置し、尿道を取り囲むようにしています。この前立腺が肥大すると、尿道が圧迫され、尿が出にくくなるなどの排尿障害が生じます。特に、頻尿、尿の勢いが弱くなる、夜間頻尿、残尿感などが典型的な症状です。薬物療法での治療を行いますが、肥大体積が50mlを越える場合は他の治療法が必要になる場合もあります。
前立腺肥大症は、前立腺がんとは異なり良性の腺腫ですが、肥大が進むと水腎症など、より深刻な合併症を引き起こすことがあります。症状の悪化を避けるため、早期の診断と適切な治療が重要です。

Internal medicine

『膀胱炎』

膀胱炎は膀胱の粘膜に炎症が生じる病気で、主に細菌感染によって引き起こされます。特に女性は尿道が短いため細菌が膀胱内に侵入しやすく、20~30歳の女性に多く見られる疾患です。膀胱炎の主な症状には、頻尿、排尿時の痛み、尿が濁る、下腹部痛、残尿感などがあり、重症化すると血尿を伴うことがあり、さらに悪化すると腎盂腎炎や腎臓への感染が起こる場合もあります。診断については尿検査を実施し、必要に応じてエコーも行います。治療は薬物療法が中心で、正しく服用することで通常1~2日で症状がおさまり、3~5日で治癒します。膀胱炎の疑いのある症状がある場合は、早めに受診で早期治療を行いましょう。

Internal medicine

『夜間頻尿』

夜間睡眠中、排尿のために1回以上起き、日常生活に支障をきたしている状態のことを言います。この症状は加齢とともに増加し、特に40歳以上の男女に多く見られます。夜間頻尿の主な原因には、夜間多尿、膀胱容量の減少、及び睡眠障害などがあります。夜間多尿は、夜間に尿量が増えることを言い、就寝前の過度な水分摂取、アルコールやカフェインの影響している場合は、その摂取量を調整することで症状が改善される可能性もあります。また、加齢による抗利尿ホルモンの分泌が夜間に減少することも、夜間尿量が増加する原因と考えられています。
夜間頻尿は高血圧や糖尿病などの生活習慣病、尿路感染症、前立腺肥大症、過活動膀胱など、他の健康問題に関連していることも多く、これらが夜間頻尿の原因となることがあります。原因を特定し、適切な治療を行うことが大切です。

Internal medicine

『尿路結石』

尿路結石は腎臓や尿管、膀胱、尿道などの“尿路”に石ができる疾患です。石の成分は、主にカルシウムやシュウ酸、リン酸などでこれらが結晶化して固まってしまうことで形成されます。
結石が腎臓にある場合は腎結石と呼ばれ、症状が軽いこともありますが、尿管に移行すると尿管結石となり、激しい痛みや血尿を引き起こします。
尿路結石の発症は食生活の欧米化や生活習慣に関連していると考えられており、突然非常に強い痛みに襲われるのが特徴です。診断には尿検査や画像診断が用いられ、結石の大きさや位置によって治療方法が異なります。
小さな結石は自然に排出されることもありますが、大きなものは体外衝撃波結石破砕術(ESWL)や経尿道的尿管結石砕石術などの手術が必要になることがあります。また、薬物療法によって痛みを和らげ、結石の成分に応じた再発防止を行います。
尿路結石の予防には、尿中の濃度を適切に保ち、結晶が形成されるのを防ぐため、十分な水分摂取が効果的です。また、食事においては過度なシュウ酸や塩分の摂取を避けることも推奨されます。尿路結石の症状に気づいたら、早めに医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けましょう。

Internal medicine

『過活動膀胱』

過活動膀胱は、急な尿意や我慢できないような尿意、それにより失禁してしまうことがある、といった症状がある疾患です。過活動膀胱は、自分の意思とは関係なく膀胱が勝手に収縮してしまいます。
過活動膀胱の原因は多岐にわたり、脳梗塞やパーキンソン病など神経のトラブルが原因で起きるもの(神経因性過活動膀胱)と、それ以外の原因で起こるものがあります(非神経因性過活動膀胱)。
神経トラブルと関係のない非神経因性過活動膀胱では、男性の場合前立腺肥大と加齢、女性では女性ホルモンの低下と加齢が原因になります。
治療法としては薬物療法のほか、骨盤底筋を鍛える体操や飲水指導、排尿を我慢して少しずつ排尿間隔を延ばしていく膀胱訓練といった行動療法も行います。
過活動膀胱は日常生活に大きな影響を及ぼすため、症状が見られた場合はお早めにご相談ください。

FEMALE UROLOGY

女性の方も
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(女性泌尿器科)

泌尿器科は男性がいくところ、というイメージをお持ちの方もいらっしゃいますが、女性にも泌尿器科の病気はあり、女性特有のものもあります。女性の方からよく聞く症状として「トイレが近い。」「ふとした時に尿漏れをしてしまう。」など、日常生活に影響を与えるものが多くあります。こういった症状は外出や旅行に行きづらくさせますし、生活の楽しみも減ってしまいます。楽しくストレスない日常生活を送るためにも、自覚症状や気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。

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